アカシアの季節です。(2006.5.27)
5月22日、笹子川河岸のアカシアが咲き出しました。中央線沿線の中でも一段と見事な樹林で、毎年車窓から「ああ、あそこなら大収穫間違いなし…」と眺めています。開花は富士見より約1週間早いので、これを目安にして5月25〜26日掃除蜜を採りました。蜜蓋のかかったもの6枚はこの春の一番採りで8kgありました。残りは保存して、アカシア採蜜後のミツバチ達のために備えます。2群とも3段積みとなり、待ちかねたこの時を迎えました。お天気が続く事を祈り、後はミツバチ達の働きに任せましょう。
笹子川河岸のアカシア
新しく巣脾の消毒装置を作りましたので紹介します。これまでのドライアイスに代えて液化炭酸ガスを使いました。巣脾の枚数が少ない場合は、ドライアイスで十分ですが手持ちの巣脾が多くなった場合、対応できません。又、消毒の効果を確実にするため、数値でとらえることにしました。
装置の概要
・箱のサイズ 50×45×55(cm)で容積は約125リットル
 上下2段に各12枚計24枚の巣脾が入ります。
・液化炭酸ガス(7Kサイズ)と流量計
ここで容積に対して何パーセント濃度の炭酸ガスにするかですが、今回の場合、昨年のテストから90パーセントに設定しました。その結果、容積125リットルに対して必要となる炭酸ガス必要量は、250リットルとなりました計算法は省略しますが、炭酸ガスを吹き込む時のガスの勢いで、空気と炭酸ガスが混合して混合ガスになります。このため、箱から空気だけでなく炭酸ガスの一部も逃げてしまうので、その分は無駄になってしまいます。この逃げてしまう炭酸ガスを補充しながら、箱の中の炭酸ガス濃度を徐々に上げていきます。90パーセントの濃度を得ようとすれば、箱の容積の約2倍の炭酸ガスが必要となるのです。
1回の消毒にかかる費用(ガス)は、約280円、炭酸ガス11.4kg入りボンベで20回程度使えます。装置の製作費は、ガス器具(買い取り)を含め約50,000円かかりました。少々高くつきましたが、先のことを考えると仕方がないかなと考えています。
なおこの装置を作る上で器具については(株)渡商会さんの協力をいただきました。又、箱を設計する時は、専門家の知人に意見を出してもらいました。

上質のアカシア蜜が採れました。(2006.6.15)
アカシアの開花期間が異常なほど長く、12日現在もまだ梢の先に花が見られます。5月末に開花しているので、もう2週間近く咲き続けたことになります。やはり日照時間が少なかったのが原因でしょうか。
・12日の早朝、2群の内1群の採蜜をしました。蜜蓋が半分以上かかり、9枚入りの継箱が持ち上げられない重さです。1枚づつ別に用意した継箱に下ろし、改めて蜂の振り落としにかかります。今年は手持ちの空巣脾が多いので、作業も比較的スムーズにいきました。それでもミツバチ達は大騒ぎで盛んに面布めがけて飛びかかってきます。燻煙しながら、作業を終えたのが7時過ぎでおおよそ2時間かかりました。透明度の高い上質のアカシア蜜で、糖度82以上で32キロの収穫でした。
・翌13日残り1群の採蜜です。前日と同様に、いったん巣脾を別の継箱に下ろし始めたところ、ほとんどの巣脾に産卵が広がっていました。女王蜂が隔王板をくぐり抜けてしまったのです。一昨年も同じ事がありました。結局、採蜜できたのは18枚中9枚でした。産卵巣脾の選別と巣脾の組み替えに手間がかかり、昨日以上の時間を費やしました。機嫌を損ねたミツバチが無防備の家内を攻撃し、耳たぶを一刺し、その悲鳴でいったん作業が中止するというハプニングがありました。これからは、除王採蜜とか、隔王板を2重にするなど対策を考えないといけません。それでも2群合わせて約54キロは上々の出来でしょうか。
・次はスズメバチの防除とダニ退治、それから増群という大仕事があります。気を抜く暇がありませんね。
蜜蓋が半分以上かかり、質量とも申し分のないハチミツが採れた。
春の百花蜜(左)とアカシア蜜(右)。

モーレツな暑さです。(2006.8.8)
富士見高原もモーレツな暑さです。
昨日は近くのJマートで、ミツバチ達のために日よけのすだれを買いました。ご覧のように私のミツバチ達も4家族に増え、やっとミツバチ村らしくなりました。でもこの暑さではあまり外に出てきません。朝の涼しい時間帯だけ働いているようで、後は巣箱の中で過ごしています。
そんなミツバチ達の様子を通気窓からのぞいてみました。薄暗い巣箱の中で、巣脾にびっしり取り付いたミツバチが見えます。ほとんど動きがありません。じーっとこの暑さに耐えているように見えます。あるいはエネルギーの損失を防ぐための作戦なのか…ちょっと分かりません。何匹かは通気窓の金網の上を、チョコチョコ走り回っていますが、これは風を取り入れているのでしょうか。
7月初めの採蜜で2群合わせ50キロ、今年の収穫は120キロにもなります。ミツバチ達には十分働いてもらったので、ボーナスを出すことにしました。砂糖水の他に収穫したハチミツ20キロを与えました。又、ダニにかからないようにアピスタンを投与しました。昨年の轍は踏みたくありませんから…。それと暑さ対策で先ほどの日よけ。ギブアンドテイクならぬテイクアンドギブですね。

渡辺さんの愛蜂情報