秋の花が咲きはじめました。(2006.9.27)
富士見高原は蕎麦の花が見頃です。わが家の花壇では友禅菊が咲き始めました。菊はあまり蜜を出さないと聞いていましたが、ミツバチ達はせっせと採蜜に励んでいます。
4群に増え順調に数を増やしてきたのですが、ここに来て一寸した異変が起きました。一番数の多い1群がピタッと産卵を止めてしまったんです。7月に分割した時、生まれた女王の群れです。大きな王台を6〜7か所も作っており、何かミツバチ達の間で計画が進んでいるようです。でも、このまま分蜂されては困ります。今はどんどん産卵して強い越冬群を作る大事な時期ですから…。そこで、とりあえず女王を別の巣箱に巣脾4枚をつけて移動させました。元巣から新王が生まれ、産卵を確認してから合同させようと思いますが、さて越冬入りまで約2ヶ月…計画通り行くかな?
蜂場の近くにある給水ポンプが壊れ、急遽修理の工事が始まりました。重機の震動に気を悪くしたミツバチ達が工事のおじさんに襲いかかり、おじさんは仕事を放り出して逃げました。面布をかぶってもらい無事工事を再開、「こりゃーいいもんだねぇ」といたく感心していました。面布が意外なところで役立ちました。来月は、ポンプ小屋作りと増群したミツバチ達のための越冬箱作りにとりかかります。

いやな予感が当たりました。(2006.10.24)
この時期、雄蜂が一寸多すぎるかな?一瞬「産卵働蜂」の文字が私の頭をよぎりました。でも、産卵はストップしたとはいえ女王は健在だし、大きな王台がいくつもできているんだから…。それに産卵働き蜂と女王蜂が共存しているなんて、聞いたこともないし、教科書にもないから。とりあえず新王が誕生するまで現女王を隔離して様子を見よう。これが前回までの経過です。
1週間後、王台は全て破られているのに誕生した新王が見当たりません。それに雄蜂が一段と増えたようで異様な感じです。胸騒ぎを覚えながら巣碑を引き上げ蜂を払ってみると、働き蜂房なのに表面が盛り上がっています。(写真下)
「産卵働蜂」が始まっていたのです。まさか…の予感が当たってしまいました。想像するに、産卵をストップした女王に働き蜂達が愛想をつかしたものとみえます。こんな事もあるんですね。もう少し丁寧に見ていたら…と思いますが既に遅しです。この群を救うには他群への合同が考えられます。まず、巣箱を離れた場所に移し、元の場所に隔離していた女王群を置きました。その結果、雄蜂はほとんど戻ってきませんでした。或いは戻ってこられなかったのかもしれません。女王は何事も無かったかのように歩き回っていますが、合同の際は除去しなければなりません。一寸可哀相な気がします。
花壇の花もコスモスとマリーゴールドだけになりました。秋の陽ざしが少し強くなると、ミツバチ達は外に飛び出してきます。もう1ヶ月もすれば、蜂達の冬は目の前です。

越冬体制に入りました。(2006.11.28)
「働蜂産卵」というトラブルで3群になりましたが、11月21日無事越冬に入りました。「働蜂産卵」の群は3つに分けて、それぞれ他の群と合同しました。3年前の合同では多くの犠牲を出した苦い思いがあります。そこで今回はやり方を少し工夫してみました。
1.蜂の付いた巣脾9枚のうち、他の2群にそれぞれ3枚ずつ通常の方法で合同させ
2.残りの3枚を巣箱ごと脇に移動し、巣箱のあった位置に巣門を付けた継ぎ箱を置きます。(写真下) 継ぎ箱の底には、ハイブツールで切り込みを入れた新聞紙を敷き、テープ等で止めておきます。
3.
3枚の巣脾を移動した後、巣箱に残っていた蜂を払い落とします。
4.外に飛び出した蜂達が徐々に継ぎ箱に戻り、出入りが無くなったら巣門を閉めます。(写真下)
5.翌朝、継ぎ箱を他の群にのせて完了です。(写真下)
6.3〜4日後、新聞紙を食い破り、合同が完成しているのを確認してから継ぎ箱の巣脾を取り上げます。これで蜂達は全て下の巣箱に入り、単箱での越冬体制が整いました。女王も確認・貯蜜状態も良好でこの冬を乗り切ってくれるでしょう。
さて、取り上げた巣脾の処理が残っています。まず全ての巣脾の蜜を払ってから、蜂達に掃除をしてもらいます。巣箱のそばに置くと1日できれいになり、乾燥も兼ねているのですぐ消毒にかかれます。今回導入した液化炭酸ガス法で処理し、保存箱に入れました。25枚入り2箱と消毒用の箱に20枚計70枚になりました。今年の仕事は一段落です。後は巣箱の手入れや巣礎の組み立てなどですが、これも冬の間の楽しみの一つです。
空巣脾は液化炭酸ガス法で消毒。 保存する空巣脾は合計70枚になった。

渡辺さんの愛蜂情報