越冬に入りました。(2008.12.1)
朝の冷え込みが強くなり、下の田んぼに霜柱が立ちました。燃えるような山肌も少しずつ色が褪せて、冬が直ぐそこまで来たようです。正面の中央右寄りに赤い屋根が見えますが、その隣に私の山小屋があり ます。茂みに隠れて見えませんが、標高900mで真冬はマイナス 10〜15度になります。
さて今年もミツバチ達の越冬の季節になりました。3群の内、1群が無王になっており急遽合同させました。貯蜜は十分で、約3カ月の厳しい寒さにも耐えられるでしょう。天日で干したふかふかのわらを詰め込み、これで完了です。
空巣脾の保存上の問題点について少し書いてみます。気温・湿度の高い時期の空巣脾は、十分乾燥しないとカビが発生してしまいます。ホルマリン処理や水でカビを洗い流しても、水を含んだ巣脾はなかなか乾燥できません。かえってカビを増殖させ、巣脾をだめにしてしまった苦い経験があります。全面に発生したカビはお手上げですが、早く気づいたものば再生可能です。ガスバーナーで一吹きさせると(表面が少し溶ける程度)カビが消えました。以降この巣脾は異常がありません。皆さんもいろいろ工夫されていると思いますので、お聞かせ下さい。
カビが発生した巣脾 ガスバーナーでカビが消えた巣脾
蜜源の数を増やそうと思い、ホワイトクローバを庭一面に蒔きました。来シーズンには、花から花へ飛び回るミツバチ達が見られるでしょう。

老蜂がんばれ!(2009.2.25)
まだ寒さ厳しい富士見高原ですが、みつばち達は早くも春の気配を感じているようです。昨日(2/19)は、夕刻から前線の通過で吹雪きとなり、積雪20cm以上で翌朝、越冬箱の巣門もすっぽり埋まっていました。2群の内、1群の巣内温度は30度近く上昇し、産卵の兆しが見えます。ちなみに外気温の最低はマイナス9度を記録していました。
2/21気温10度までになり、今年初めての内検です。予想に違わず1群は産卵が進み、みつばちの数も十分で巣脾8枚全てについています。
問題は残る1群ですが。保温のわらを取り除いた瞬間‥‥?みつばちの姿が見えません。越冬に入る前、合同させた群で前の1群と同じぐらいの数でした。生き残ったみつばちの数は巣脾3枚に200〜300匹で女王蜂を中心にして小さな峰球を作っていました。とりあえず底に落ちている蜂を取り除き、空いた巣脾を引き上げて保温のわらを詰めておきました。
凍死の場合、蘇生する蜂がいるかもしれないので、部屋に運びストーブの前に置いたところ、あちこちでもぞもぞ動き出しました。元気になると部屋を飛び回ったり、歩き回っています。結局、完全に蘇生した数十匹のみつばちを元の巣箱に戻しました。暖かな日差しになるまであと1カ月、この群れは生き延びられるでしょうか。
さてこの原因を考えてみると「えさ不足による凍死あるいは病死」が考えられますが、もう一つ思いつくことがあります。強勢群との決定的な違い、越冬前の産卵巣脾の有無です。強勢群には3〜4枚あったのに、合同した群は1カ月前から産卵を停止していました。若蜂むんむんの群れとさびれゆく老蜂達との差でしょうか。老蜂がんばれ!

越冬箱の解体です。(2009.4.11)
梅が咲き始め、富士見高原にも遅い春がきました,。前の晩(4/2)に降った雪も直ぐ解けて、暖かな日差しになり、ミツバチ達も待ちかねたように飛び出してきます。今年は越冬中に1群を減らし、1群だけという厳しいスター トですが、この群は元気一杯でほっとしました。
午後一番で越冬箱の解体に取りかかりました。まず保温材のわらを取り除きパネルを解体します。物音に何事かとミツバチ達が騒ぎ出しました。
ミツバチ達を新しい巣箱に移し替え、ついでに内検をします。産卵圏が巣脾9枚中6枚に広がっており、貯蜜がだいぶ少なくなっていたので、今年2回目の給餌をしました。このまま順調にいけば、4月末あたりには継ぎ箱が掛けられそうです。
気がかりだった春先のダニ退治は、少し先に延ばすことにしました。S養蜂さんに芳香療法について聞いたところ、強勢群ならまず心配ないからアカシアの採蜜後にしたらと言うことでした。昨秋保存した空巣脾の点検と越冬箱を整理し、いよいよ本番に向けてス タートを切りました。

渡辺さんの愛蜂情報