ミツバチ情報です。(2014.4.14)

ご存じの通り、今年富士見地方は大雪に見舞われ、例年に無い低温で残っていた一群は全滅してしまいました。どっちみち、その頃、私は腰の手術をしたため動くことが出来ませんでしたが。それで、これは新しい一群です。私は鎧みたいなコルセットを付けての内検です。これまで一度でできた仕事も、腰に負担をかけないように34回に分けてやり、改めて蜂飼いの仕事はハードなのだと気がつきました。飼育巣箱をはちみつ小屋の前に集め、採蜜作業も楽にしようと思います。
内検の途中、近くでハーブ園を経営している板村さんがやってきました。彼はかつてのビートピアフリークで、今は地元の富士見高校の蜜源ガーデン作りを指導しています。生徒たちが日本ミツバチを飼育し、その活動が評価され有名になった学校です。昨年そこで飼育箱ごと盗まれる事件が起こりました。しかもこれが2度目だというのです。蜂たちを失ってがっかりしている生徒たちの顔が見えるようです。罪作りな盗っ人です。それに日本ミツバチは、環境の変化に敏感だからまず定着しないとのことです。

話がそれてしまいました。板村さんの話に憤慨しながらの内検で手が止まってしまい、蜂たちが騒ぎ出しました。今年は順調で、今月末には継箱を上げられる予定です。
昨年は採蜜前に分蜂された苦い思いがあります。今年もすでに雄蜂が誕生しているので細心の注意が必要です。蜂が増えると女王蜂を見つけるのに苦労するのでマーキングすることにしました。ちょこちょこ逃げ回るのを捕まえマーキングケースにいれ、ホワイトポイントを入れることができました。
遅い春も梅がほころび始め、桜が咲き、アカシアの芽吹きも始まるでしょう。
昨年オオスズメバチの捕獲器を試作しテストしたのですが、あまり効果がありませんでした。原因はいくつか考えられるので、改良してもう一度試してみます。

蟻に攻撃された! (2014.9.8)

先週はふそ病検査があり、小雨の中で巣箱を開けられたミツバチ達は不機嫌でしたが、無事終わり健康優良児のお墨付きを頂きました。
その2日後、巣箱の周りで腹を上にしてもがいている働きバチを数匹見つけました。一寸変な感じです。寿命の尽きたハチは概ね小さく黒っぽいので気になりませんが、そのハチ達は、まるまると太って身体の色もつややかです。中で何かが起こっているこれは私の直感でした。

中を確認するためオオスズメバチ防御ネットを外したところ、巣門に蟻が群がっていました。
体長10mm位のクロアリで巣箱の中にも入り込み、いちばん外側の蜜巣1枚を占拠しています。ミツバチ達も諦めたのでしょうか、その巣脾は放棄したようです。蟻は底に落ちたミツバチの死骸にも群がっていました。
蟻の攻撃は初めての経験で対処の方法も分かりません。取りあえず巣脾に取り付いている蟻を一匹残らず払い落とし、新しい巣箱に入れ換えて他の場所に隔離しました。
さて蟻の防御方法はあるのか?蟻を寄せ付けない忌避剤のようなものがあるか?思いつかないまま、近くのDIYに行ってみました。蟻専用の駆除剤が数種類あるが所詮は殺虫剤で、忌避剤なんて置いていません。といっても、このままでは全滅させられる恐れがあるので放っておけません。結局、液状噴霧タイプと強力速効タイプを避けて、粉末状のバリア帯を作るタイプを選びました」。巣箱周辺の雑草を綺麗に刈り取り、5cm位の帯状バリアを作りました。粉末状だから風で飛び散ったらアウトですが、霧状の雨が降ってその心配はなさそうです。
これで蟻を防ぐことが出来るかミツバチへの影響は?もっといい方法があるかも。いろいろ悪い状況ばかりが頭を駆け巡るが、とにかく結果を見ることにしましょう。
さて9月は越冬群を育てる大事な月です。今年は採蜜も控えて、ひたすら強群づくりを目指したのですが思うようにいきません。1群は新王の誕生と亡失を繰り返し、今3度目のトライ中で今月中がリミットです。
不順な天候が続き、8月に農薬散布した稲に又カメムシといもち病が発生したそうです。まさか、又農薬散布なんて事無いでしょうねぇ。どうも自然界の仕組みが壊れてきて、そこに人間が荷担しているように思います。

今年最後のミツバチ情報です。(2014.11.21)

昨日テレビで、ミツバチの巣箱を東北から房総半島に移す様子が放映されていました。我が家のミツバチ達も、よっぽど暖かい日でない限りもう外には出てきません。今年は農薬散布に加え、クロアリによる乗っ取り、オオスズメバチや日本ミツバチの波状攻撃などにさらされました。越冬前に大分数を減らし、無事この冬を越せるか心配です。

昨年は同じような状況で失敗しているので、越冬箱に少し工夫を加えた弱群用越冬装置を考えてみました。巣脾が5枚以下で外気温が氷点下1015度を想定すると、補助熱源を入れるしかないようです。いろいろ調べた結果、熱源には市販のソフトアンカを使うことにしました。持続的に使ってもあまり高温にならず、ネットで注文し価格も1,500円ですみました。通常の巣箱にも入れられるサイズですが、直接ミツバチが接触するのを避け底板の下に敷くことにしました。

 
1)自作でソフトアンカ収納ボックスを作り、越冬箱の底板に埋め込み
2)ソフトアンカを入れる。
3)底板をかぶせる。この底板には小さな穴をあけ、下の暖かい空気が上がりやすいようにしました。この穴からミツバチが入り込まないように裏側に金網を張ってあります。
4)巣箱(継箱)を落とし込む。
5)外箱を組み立て、藁を詰め込み巣脾を入れると越冬箱の完成です。
収納ボックスにソフトアンカを入れる。
ソフトアンカ収納ボックスに底板をかぶせる。
巣箱(継箱)を落とし込む。
外箱を組み立て、藁を詰め込み巣脾を入れる。
この後、巣箱内部が20度前後で維持できるように巣箱内の温度計とタイマーで管理することにしました。とりあえず一日のうち気温の下がる午後6時から朝の7時までスイッチONにして様子を見ることにします。
「さあ、こたつのなかで、ぬくぬくと春まで過ごしておくれ」という気持ちです。
南アルプスの山々も白くなり、あたりの木々もすっかり葉を落としました。冬ごもりの始まりです。

渡辺さんの愛蜂情報