北アルプス山麓の町・長野県大町市に住む奥原圭永さん(43歳)は、40歳の時から養蜂を始め今年で3年目を迎えた。当初1箱だった巣箱を人工分蜂して昨年は5箱に増やし、首尾よく越冬にも成功させた。今年はこれを12箱にすべく挑戦中である。奥原さんは定年後に養蜂家を目指しているといい、この分で増やし続けていくと定年する頃には数百箱を所有する大養蜂家になっていそうだ。

増群に備えて巣枠作りに励む奥原さん。
1箱で始め、2年目には一気に5箱に増やした。今年は12箱にする計画。

何事にも熱心な奥原さんは、アマチュア養蜂家が10年かかって経験するであろう、内検、給餌、採蜜、人工分蜂、合同、越冬、巣箱・巣枠作り、移動などの養蜂技術をたった3年で済ませてしまったようだ。さらに2001年夏には、巣箱作り専用の作業小屋まで建ててしまった。また、自宅の庭では手狭になったため、近くに土地を借りて自ら重機を操って蜂場まで造成するという徹底振りである。
採蜜風景

寒さが厳しい大町で越冬に成功 自宅の庭から蜂場への移動

専用作業場の建設 荒地を重機でならして蜂場つくり

ミツバチの飼育だけでなく、蜂と名が付けばなんにでも興味があるという奥原さんは、秋になるとスズメバチ駆除に出動する。これはまったくのボランティアで、近所から駆除の依頼があると仲間数人と飛んでいくのだそうだ。また、2002年5月に発足した「大町地蜂愛好会」にも加わり、蜂文化の普及に大活躍している。
スズメバチ退治に出陣する奥原さんと仲間たち 大町地蜂愛好会による「飼い巣探し」

奥原さんの愛蜂情報