近況報告。(2005.7.17)
●近況報告(西洋種)
先日、二日続いた大雨の日の朝、日本種巣箱(地上)を確認していると、大きな蜂球を見つけました。びっしょり濡れていましたが、西洋種で、急いで手持ちの巣箱 に収容しました。後日内検すると、私の付けマークがあり、屋上の西洋種が分蜂したものだということが確認できました。また、晴れた日の休日にも分蜂があり、同じく捕獲し、全部で5群となってしまいました。西洋種は3群以上に増やさないつもりだったので、私の管理できる範囲を超えてしまい困っています。元の3群はこまめに内検をして王台を処分していたのですが、またもや見逃したようです。
分蜂して、女王蜂のいなくなった群に、マークのついた女王が居ました。この女王は、隣の箱の縞のある女王だったのですが、なぜ移動したのか不明です。自分の巣箱でもないのに攻撃されもせず、あたかも自分の巣のように振舞っていました。でも、次の週には、新王に殺されたのか巣門の外で死んでいました。
●近況報告(日本種)
日本種はピークで16群になりましたが、欲しいと言う方にもお譲りして現在14群になりました。14群の内、健全と思われる群は10群です。10群が日本種の目標数です。残りの4群は新王の養成や、合同等の実験をしたいと考えております。
巣の伸びは、群によってまったく違います。また、2次分蜂で新王のはずの群でも突然女王が居なくなったりする群もあり、興味が尽きません。
スムシの大量発生がありました。西洋種用の巣箱で飼育している群ですが、巣枠が9枚で、日本種では最も勢いのある群でしたが、内検のために巣枠を上げようとした所、何かにくっついて巣枠が上げられませんでした。無理やりに上げてみると、スムシの巣で巣箱とくっついていました。巣箱を交換し、継箱に上げました。今までみていたスムシよりも巨大で3〜4cmもあり、数十匹が共同の巣を作っていました。巣枠への食い込みはありませんでしたが、かじり落とされた巣屑を食べていた様です。かなり衝撃的だったので、写真を送ります。
数十匹のスムシが棲息する巣 体長3〜4cmの巨大スムシ
蜂児捨てがあります。日本種の蜂児捨ては九州方面を中心にあちこちの養蜂家が、インターネット上で話題にしていますが、私の所でも頻繁に発生しています。捨てられた蜂児は、見た目にはみずみずしく、生きていてなぜ捨てるのか判らない状態です。捨てられる蜂児の多い巣を内検した結果、有蓋巣房の蓋を除去した状態の蛹が確認できました。こちらも写真を送ります。
蜂児捨てが発生した有蓋巣房に見られる「蓋が取り除かれた蛹」
大型無王群と弱小群の合同実験をしました。100匹程の戻り蜂が新王を育てて非常に小さな群を形成していました。給餌をいくらしても巣内にはまったく貯蜜が無く、他の日本種からの盗蜂を受けていることは明らかでした。この女王を無王群となってしまいなんとしても王台を受け入れない大型群に入れたいと考え、合同する方法を考え実行しました。この群は働蜂産卵も始まっており、新王を受け付ける可能性は低いと考えられます。以下は合同手順です。
@二つの群に同じ臭いの餌を与える。1週間前から一日置きにハッカオイルを入れた糖液を給餌しました。1リットルに4滴落としただけでかなり強く匂います。
A合同に先駆け、女王を王籠に捕獲し、ハッカオイルを水で薄めた物を巣箱全体に霧吹きで噴霧する。これは、2群とも同じものを充分に噴霧しました。
B翌日の朝、ベースとなる無王群を移動し、元の場所に空の巣箱を置き戻り蜂が入るのを待ちます。巣箱にはハッカオイル水を噴霧した西洋種の空の巣碑枠を入れておきます。
Cその日の夜、戻り蜂が入った巣箱にハッカオイル水を噴霧しながら、女王の居る群の巣枠と、女王の入った王籠を入れます。王籠には蜂蜜をスポイトで給餌しておきます。
D毎晩、通常の給餌と、王籠への給餌を行い、3日目の夜、王籠の蓋を開けて女王を巣箱内に開放します。女王は攻撃されることも無く、巣板上を歩き始めたのを確認して蓋を閉めます。
E巣門には3.7mmのスリットを付けて女王の逃亡を防ぐ、女王は元の巣箱の位置を覚えていて戻る可能性があるので、そちらにも空の巣箱を置いておく。
 女王開放から1日経過後、女王は巣箱内で健在です。このまま上手く行くでしょうか。

近況報告。(2005.8.1)
●西洋種
巣箱一杯にたまった蜂蜜の消費が多くなってきました。蜜蓋の無いところは、消費してしまっています。それでも蜜蓋のあるところもかなりたくさんあり、給餌の必要は無さそうです。回りには蕎麦の花がさき始めています。
●日本種
消滅した群もあり、現在13群となっています。女王を誘入した群は、同じ日本種からの盗蜂に遭い、別の場所に移動しました。現在なんとか営巣していますが、蜂数は300匹程なので、消滅してしまうかもしれません。その他、蜂児捨てをしている群の蜂児捨て行動がとまりません。毎日たくさんの蜂児を外に運び出しています。
蜂児捨て巣箱の底板を引き出した所
重い蜂児を持って地面に落ちた蜂

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