近況報告。(2005.11.13)
大町市は毎朝霜が降りる寒さになり、北アルプスには雪が見える様になりました。朝の気温も氷点下になり、蜂達も活動が低下してきました。間もなく雪のシーズンが到来しそうです。
●西洋種
10/31には、僅かですが産卵が確認できましたが、今日11/13には有蓋蜂児のみになっていました。2段継箱状態の蜂群は、蜜を下段に移動すると聞きましたが、上下とも同程度の貯蜜のまま蜂の付きが薄くなってきてしまいました。やむを得ず貯蜜の多い巣枠を下段に集めて単箱にして冬囲いをしました。3群を集合した集合箱と、断熱材を巻きつけた単箱で越冬します。
断熱材を巻きつけた単箱の冬囲い
3群を納めた越冬集合箱(写真左:前面、写真:背面)
●日本種
10/31に西洋種巣枠式の巣の採蜜をしました。2群だけの採蜜としました。両群とも10枚箱満群(巣板は12枚)で、貯蜜枠はそれぞれ6枚程度となっていました。それぞれ3枚づつ引き上げ、西洋種の貯蜜枠と交換しました。この貯蜜枠は遠心分離機でも採蜜できますが、遠心分離機で絞ったものは味が西洋種の蜂蜜に近くなり日本種の特徴が薄れてしまうので、巣板をつぶす方法で採蜜しました。収穫は10s程になりました。
10枚中6枚が貯蜜枠、うち3枚を採蜜 2/3以上蜜蓋がかかった貯蜜枠
巣板を潰して採蜜 2群6枚から10sを収穫

日本種も冬囲いしました。それぞれ条件を変えて囲ってみました。
重箱式の冬囲い@ 重箱式の冬囲いA
重箱式の冬囲いB 重箱式の冬囲いC
西洋式の冬囲い
巣枠式の冬囲い@ 巣枠式の冬囲いA

藤原さんからお預かりした人工巣は時期的に無理があったようです。まったく巣を使用しないまま越冬体制に入ったため、引き上げてしまいました。来春もう一度投入して状況が変わりましたらレポートします。

近況報告(2005.12.25)
今年は、12月としては数十年ぶりという積雪に見舞われ、非常に寒い冬が始まっています。越冬体制に入った蜂達も巣箱が雪に埋もれ、さぞかし寒い思いをしていることと思います。
12月25日の朝、気温はついに−16℃にも下がりました。家の周りの積雪は50cmは突破しています。夜間空気中の水蒸気が木の枝に着いて美しく凍りつく霧氷(樹氷ではありません)ができていました。この冬は長期予報も暖冬から一転し厳冬に変更されたようで、蜂達の越冬は厳しいものになりそうです。連日の除雪作業により、手の腱鞘炎が悪化していますが、冬は蜂針治療もできず苦しんでいます。
●西洋種
厳しい寒さの屋上に設置してあるにもかかわらず、巣箱内温度はどれも15〜24℃程度を保っています。日中の日差しで気温が上がると、一部の蜂達が脱糞飛行に出たようです。巣箱に戻れなかった蜂達が巣門付近に死蜂として散らばっていました。巣箱内の温度を保っていることから蜂達の生存が確認できますが、聴診器で音を聞いても音はほとんど聞こえません。
-16度にもなる極寒の屋上巣箱 巣箱内温度は15〜24度を保つ
脱糞飛行に出かけたものの巣箱へ戻れず凍死した蜂たち
●日本種
地上にある巣箱は巣門が雪でふさがりやすく、時々チェックして通気を確保しています。こちらも脱糞に出ていると思うのですが、死蜂はまったくありません。聴診器で音を聞くと羽音で活動が確認できます。厳しい寒さの中、全群越冬できることを願っています。

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