近況報告。(2006.4.9)

最近はあちこちで桜の便りが聞かれますが、大町市はまだまだ寒いです。4月8日に自動車のタイヤをスタットレスからノーマルに履き替えたのですが、夜は雪が激しく降り、積雪を心配しましたが、積もらずに済みました。4月9日は雲はあるものの晴れていましたが、気温は10程度しか上がらず、迷った末に西洋種だけ内検を行いました。

●西洋種
10程度まで気温は上がったのですが、出入りはあまりしていません。花粉を付けて帰ってきますが、巣の中に入る前にしばらく休んでいます。今日は風も強く、寒さと風で体力を消耗し、動きが鈍いようです。各群の内検をすると、5群の内、2群は増勢が進みません。産卵も蜂児もあるのですが蜂が減ってしまったようです。越冬後の蜂減りという現象でしょうか。巣枠を9枚から6枚に減らしました。その他の群は9枚満群です。こちらは蜂が減った様子はありません。越冬前の状態はほぼ同等だったのですが、群勢は2倍程違う状況です。また、昨年全群の女王を更新したのですが、そのうち3匹は黒っぽい色をしています。マーキングをしてなければ、巣板の上で見つけるのが難しいと思います。元は黄色い女王なのに、なぜ、黒い女王が生まれるのでしょうか。働き蜂の外観は以前とあまり変わらないようです。今年は、どこかから黄金種の女王蜂を導入してみようと思っています。
黒い女王
●日本種
日本種はどの群も寒さの中盛んに出入りをし、花粉を集めてきています。さすがに寒さや風に対しては西洋種よりも強いです。巣によっては1週間前の給餌をまったく取り込まない群もあります。その群は巣屑もほとんど落としません。なぜでしょうか。
<トラブル発生>
日本種の中で、重箱式でもっとも群勢のある群に西洋種が盗蜂に入っていました。ひときわ出入りが盛んで、元気な群だと思い近づいてみると、西洋種と日本種が争うことも無く、ほぼ同程度の出入りをしていました。日本種は何事も無いかのごとく、花粉をつけて帰ってきます。今年は、西洋種の盗蜂対策のスリットを付けるタイミングが遅れてしまったようです。急遽、スリットを取り付けたのですが、巣門の前は無理やり入ろうとする西洋種で一杯になりました。西洋種は中に入れないはずです。中にいる物も外に出られなくなります。夕方この群に給餌をし、中をのぞいてみましたが、西洋種は見えませんでした。蜂球にまぎれているのでしょうか。この群をどのように救済すれば良いか、これからの最大の課題です。
スリットを取り付けた巣門に群る西洋種

また雪がふりました。(2006.4.18)
4月16日の朝、外を見ると雪景色でした。気温もマイナス2と寒い朝でした。それでも日中の気温は13まで上がり、蜂達は活発に行動をしています。

西洋種
蜂の伸びの良い群は育児枠が5〜6枚ですが、伸びの悪い群は1〜2枚です。
女王の産卵力の違いなのか、働蜂の働きの違いなのか、何とか調べる術はないものでしょうか。女王蜂だけを入れ替えるという方法もありえるかもしれません。

日本種
西洋種からの盗蜂を受けている群ですが、糖液を給餌して1日経過後もその糖液が容器に残っています。西洋種が盗蜂に成功しているとすれば、糖液も無くなると考えています。今は、西洋種が入れないスリットを付けているので、巣箱内に侵入できる西洋種はまったくいないか、いても極わずかだと考えられます。
それでも、盗蜂したときの記憶からたくさんの西洋種が押しかけてきて、日本種の出入りに障害がでています。
ほぼ同じ条件で飼育しているにも関わらず、巣をたくさんかじる群(巣屑がたくさ
ん落ちている群)と、巣をほとんどかじらない群があります。巣をかじらない群は、一群だけですが、巣の中は非常にきれいです。この群は給餌しても糖液には見向きもしません。でも、日中はしっかり働いているようです。花粉もたくさん運び込んでいます。巣内の様子を写真にとって見ました。

巣をかじらない群 普通の群
盛んに花粉を運び込む巣をかじらない群

盗蜂を止めることができました。(2006.4.30)

21日にも季節外れの雪が降り、例年よりも寒い春になりました。遅れていた桜もようやく、梅と共に満開になりました。こちらでは梅も桜もほとんど同時です。蜂達もようやく花のシーズンを迎え、活気付いてきました。はたらく蜂達を眺めていると、心が落ち着きます。

蜂を眺めて至福の時

●西洋種
最強勢群の女王が居なくなってしまいました。なぜか、一番順調に伸びていた群の女王が居なくなり、王台がいくつかできていました。分封したにしては、蜂も貯蜜も減っていません。昨年更新した王蜂なので、寿命による更新では無いはずです。女王が居ないにも関わらず、騒ぎもせず蜂達は非常に行儀がよく、燻煙もせずに内検ができます。蓋を開けたときは、一列に頭を並べてじっとこちらを見ています。(写真下)
その他の群で順調なのは一群だけです。残りの3群は伸びの悪い黒い王蜂の群です。この3群は気性も荒く、いつまでも顔の周りにまとわり付いてきます。一番大事な時期につまずいてしまい、アカシアまでに良い状態に持っていけるか心配です。

●日本種
西洋種による盗蜂を受けていた群はスリットの効果で、西洋種の姿が見えなくなりました。スリットがあると雄蜂も女王蜂も外にでられないので、分封シーズンには障害となるため、少し心配ですが、 スリットを外してみました。3日経過しましたが、新たな盗蜂はありませんでした。周囲に花が増え、リスクの高い盗蜂はしないのか、それとも、盗蜂をしていた蜂達が全て死に、場所を知っている蜂が居なくなったのか判りませんが、巣箱を動かさず、給餌もせずに盗蜂を止めることができました。

スリット効果で盗蜂が止まる 分封シーズンを前にスリットを外す

高橋さんの愛蜂情報