近況報告。(2006.11.24)

<<概況>>
大町市は11月13日に雪が降りましたが、それ以外は例年になく暖かい陽気です。それが災いして蜂達の活動が落ち着かず、盗蜂騒ぎが続いています。

<<西洋種>>
屋上の群を冬囲いしました。2段目の貯蜜を1段目に移動することは無いまま囲いました。下段では蜂児がまだあり、有蓋巣房もたくさんある状況です。盗蜂癖のある群は上段の巣枠の貯蜜が増えています。貯蜜できるスペースを奪うために上段の貯蜜巣枠を引き上げ、無理やり単箱にしました。これで新たに蜂蜜を貯めることはできなくなり、盗蜂防止ができると良いのですが。

<<日本種>>
 盗蜂の被害群は結局なす術が無く、貯蜜を奪われ、毎日大量の死蜂が巣箱の中に体積する状況です。夜間給餌をしても既に吸い上げる力も無い状況です。家の中で暖めて給餌をしていますが、晴れた日には盗蜂を受け、あっという間に貯蜜がなくなってしまいます。やむなく場所を変えましたが、巣箱の中に残っていた西洋種が仲間を呼び、すぐに盗蜂を受けてしまう状況です。巣門付近では、口移しで蜂蜜を奪って行きますが、これがどうしてか理解できません。被害群を移動したことで、その近くにあった巣箱ももれなく盗蜂を受けています。現時点までに越冬できそうな群が一気に減り、盗蜂を受けていない群は5群になってしまいました。その他の群は貯蜜がほとんど無く、越冬は絶望的です。夏に盗蜂に効果があった3.8mmのスリットを付けても西洋種が楽に通過してしまい、なす術が無い状況です。夏はこの隙間を西洋種は通過できなかったのですが、今の時期の西洋種の体格は夏よりも小さいようです。試しに3,7mmのスリットを西洋種の巣門に取り付けてみると、日本種並みに通過出来てしまいます。逆に日本種のサイズはやや大きいような気がします。夕方までにスリットを通過できない蜂が巣門付近に蜂球を作ってしまいます。これからの私のテーマは盗蜂をいかに防ぐかということになりそうです。

盗蜂をするために日本種の巣門に群る西洋種
巣門付近で日本種の蜜を口移しで奪う西洋種

近況報告。 (2006.12.22)
2006年もあと、一週間ほどになりました。地球規模では2世紀ぶりの暖冬だと言う学者さんも居るようです。大町市も大雪だった昨年と比べると雪はまったくなく、この時期としては比較的暖かい状況です。
<<西洋種>>
冬囲いをしてから、放置状態にしてしまいましたが、巣内の温度は昨年同様24℃前後を保っています。晩秋にニホンミツバチから盗蜂した貯蜜がたっぷりあるためか、巣箱はずっしりと重く、こちらは越冬に充分な貯蜜を確保していると考えられます。
<<日本種>>
日本種のほとんどの群が晩秋に西洋種からの盗蜂をされ、大打撃を受けてしまいました。晩秋の気温が例年より高かったために、まったく流蜜の無い時期に西洋種が活発に活動したことにより、日本種への盗蜂を覚えてしまったのでしょうか。盗蜂を受けた日本種の群は給餌しても既に気温が低くなっていて吸い上げることもできませんでした。巣箱を家の中に入れて給餌をしても大量の死蜂が出てしまいます。各群の生存状況を聴診器で確認した結果、既に多くの群が死滅してしまい、現在生き残っている群は3群だけになってしまいました。写真は越冬中の死蜂で、駄目になる群は毎週この位の死蜂があります。生き残って居る群の死蜂の数はせいぜい1〜3匹程度ですが、こちらも貯蜜がどこまで持つか判りません。これから本格的な冬を迎えるのですが、既に越冬体制になっている蜂群には既に手の施し様が無く、来春までには全滅してしまうかも知れません。西洋種と日本種を同じ蜂場で飼育することの難しさを痛感しています。来年は蜂群確保のために待ち箱を仕掛けなければならなくなりそうです。
越冬中の死蜂

近況報告。 (2007.4.2)

2007年最初のレポートになります。この冬はスキーの活動が忙しくようやく4/1に今年初めての内検を行いました。
<<概況>>
今年は記録的な暖冬により、初冬も遅くまで蜂が活動してしまい、日本種は西洋種による盗蜂で壊滅的な被害を受けてしまいました。はたして越冬できた群はあるのでしょうか。この冬は雪がほとんど降らず、巣門の通気確保の作業は一度もしなかった状況です。2月に非常に暖かい日が続き、3月に冷え込むという気候状況で、蜂達も戸惑っていると思います。

<<西洋種>>
全部で4群の越冬でした。冬の間24℃前後に保たれていた巣内の温度が、4群とも同じ日の2月の2日に35℃前後まで上昇しました。巣内温度の上昇は、産卵開始を意味していると考えられます。昨年よりも3週間程早かったことになります。初冬に日本種からの盗蜂で4群とも貯蜜は9枚充満状態からの越冬でした。内検の結果、蜂減りはほとんどなく、蓋との間にも蜂が溢れている状態です。暖冬だったこともあり貯蜜の消費も少なく、充満枠が5〜6枚残っていました。貯蜜の無い部分はすべて育児圏となっていたので、育児圏拡大のため貯蜜枠を2枚残し、残りは空巣碑に差し替えました。

西洋種越冬箱
越冬後の西洋種 額面蜂児

<<日本種>>
日本種は越冬前の西洋種による盗蜂被害を受け、壊滅的な状況でした。聴診器で確認していた生存群は3群だけでしたが、運良く6群が越冬に成功したようです。ただし、弱小群もあり、これからの伸びが心配な群もあります。重箱式の巣箱はすべて越冬に失敗しました。貯蜜の無い状態で餓死(凍死)してしまったものと考えられます。巣枠式の巣箱は越冬前に貯蜜枠を与えることが可能だったため越冬に成功しました。巣枠式での飼育群がなければ、日本種をすべて失う結果となっていたと考えられます。ンク

越冬できなかった日本種巣箱
越冬できなかった日本種

高橋さんの愛蜂情報