近況報告。(2007.4.9)

<<概況>>
暖冬だった信州の冬もようやく春を向かえましたが、朝夕は冷え込み朝は霜が降りることも多いです。それでも、周囲には草花の花が咲きはじめ、梅の花が咲き始めました。例年は梅と桜がほぼ同時に咲くのですが、今年はしっかりと時間差が出そうです。桜の開花にはもうしばらく時間がかかりそうです。

<<西洋種>>
西洋種は昨年の「1群で100kg採蜜する方法」の内容をベースにして飼育してみようと思っています。貯蜜も大量にあるので奨励給餌はしていません。蜂も増えてきており、有蓋巣房も大量にあるため、4群中2群に継箱を上げました。ここで始めての現象がありました。巣の回りに大量の脱糞痕がありました。いままで、日本種ではしばしば見られましたが、西洋種では初めてです。理由と目的が判りません。

西洋種の脱糞痕、理由・目的は不明。
<<日本種>>
今年の分封群捕獲用に準備するために、越冬に失敗した群の巣箱を掃除しました。巣板もそのまま残っているので、スムシにやられる前に巣枠に取り付けて空巣碑としても使います。西洋種サイズの巣枠と、日本種サイズの巣枠に取り付けました
昨年秋の西洋種による盗蜂で貯蜜が無くなり、越冬に失敗したと考えていた群でしたが、その中には貯蜜がたっぷり残っている群がありました。(1群あたり2〜3kg)暖冬で寒さも厳しくなく、越冬貯蜜も大量に残したままの越冬失敗ということになります。原因を考察すると、およそ次の通りでしょうか。どなたか、理論的に説明できる解をお持ちの方はいらっしゃらないでしょうか。
◎越冬失敗の状況
 ・越冬群は強勢群だった。

 ・越冬前の晩秋に西洋種からの激しい盗蜂を受けた。
 ・越冬中の蜂数は非常に多かった。
 ・盗蜂を受けた後は給餌しても吸い上げることは無かった。
 ・越冬中に盛んに死蜂が巣箱の底に落ちて次第に蜂が減ってしまった。
 ・越冬後の巣内の死蜂は巣房に頭を突っ込み餓死の特徴だった。
巣房に頭を突っ込んだ死蜂
◇考察(越冬失敗の推定原因)
 ・盗蜂を受けた時に蜂自身が大きなダメージを受けてしまい越冬する体力
  がなくなってしまった?

 ・盗蜂により、巣板の下の方の貯蜜がなくなってしまった。日本種は巣板 
  の下蜂球を作って越冬し、貯蜜を消費しながら巣をかじり壊して上の方の
  貯蜜を使う。盗蜂を受けた群は越冬開始時に貯蜜の無い所に蜂球を作
  ってしまい、上部の貯蜜にたどりつけなかった。
上部にはたっぷり貯蜜があった。

近況報告。(2007.5.9)

桜も既に終わりに近づき、大町市ではリンゴの花が咲き始めました。今年の目標だったリンゴ蜜の採集ができるか楽しみです。近況報告についてはあまり目立った動きもないのですが、・・・

ナノハナとニホンミツバチ

<<西洋種>>
各群とも順調に伸びていますが、例年通り伸びにはばらつきがあります。3段になった群、2段ぎりぎりの群があり、蜂の数では2倍ほどの開きがあります。桜の花の終わりに併せて冬囲いを取り除きました。例年よりも1.5〜2ヶ月おそい作業ですが、これも100kg採蜜のシナリオ通りです。果たして遅くまで保温した効果はでるのでしょうか。また、産卵圏を確保する目的もあり、今年は給餌を一切していません。巣箱内には貯蜜があるものの、大量という状態ではありません。こちらもどのような結果になるのでしょうか。

ようやく2段群のものや3段群になったものなどバラつきがある西洋種。

<<日本種>>
金稜辺も何とか3本だけ花芽が上がりましたが、5月連休中にすべて開花してしまいました。内検をすると、どの群も王台はおろか、王椀さえもできていません。雄蜂も一匹もいない状態です。分封にはまだしばらく日がありそうです。今年の異常気象で金稜辺のタイミングは完全に外してしまったようです。先日、近くのJAファームに行くと、金稜辺が売っていました。花が咲いた鉢ですが、一鉢1200円という格安だったので、思わず全数(3鉢)買ってしまいました。誘引効果がどれほどあるか判りませんが、これで開花している金稜辺が6鉢になりました。分封のタイミングを外した花では仕方ありません。冷凍保存してみようかと思っています。

黄色い金稜辺 JAで売っていた金稜辺 咲いてしまった金稜辺

近況報告。(2007.6.9)

久々のレポートになります。アカシア開花時期に本業の方が海外出張となってしまい、最大の流蜜期に対する準備が不十分な状況になってしまいました。

<<西洋種>>
先週、海外出張から帰ってきたのですが、アカシアはとっくに開花していました。大急ぎで内検と掃除蜜を絞りましたが、早朝採蜜にも関わらずシャブ蜜(糖度78%)でした。
留守の間
に4群中1群の女王が居なくなってしまい、その上、出房した新王も何らかの事故に逢ったらしく、出房王台と、横穴の開いた王台だけが残されていました。有蓋蜂児も殆ど無くなっていたため、他の群に合同してしまいました。その他、1群は旧王のまま、1群は新王に更新(蜂数を見ても分封したかどうか不明)1群は新王と旧王が同居の状態でした。新旧同居の群は隔王板を入れ、巣門のある一番下に新王を入れておきましたが次の内検では新王が居なくなってしまい、現在は旧王群です。
今日、アカシアの採蜜をしました。次に採蜜できるのは来週にな
ってしまうため、雨の合間を見ながら作業しました。蜜蓋がかかり始めという状態でしたが、それでも糖度は80%でとりあえず合格ラインだと思います。100kg採蜜の講習会では巣箱全体のすべての蜜を絞るという事でしたが、これから梅雨になり、蜜切れが心配だったため、全体の2/3程度の採蜜にしておきました。収量は3群併せて40kg程でした。全部絞っても3群で60kg程度なので、今年絞った蜜全部で100kg/3群程度です。100kg/1群はかなり難しいですね。写真を撮る余裕が無く、採蜜した蜂蜜の写真だけです。白く濁っていいるのは絞りたての蜜に気泡が入っているためだと思います。

<<日本種>>
今年はどういう訳か王台ができるのが遅れています。王椀らしき物ができている群はあるのですが、王台にまで成る物が今も有りません。例年だと、分封シーズン真っ只中なのですが、今年は増群ができない状況です。王台が出来ない群があるという状態ではなく、5群すべてがこの状態です。このまま王台ができなければ来週あたり、人口王台を使ってみようと思います。
それと
は別に、待ち箱捕獲で2群増やすことができました。1つはなんと会社の駐車場で、朝自分の車の横に待ち箱と金稜辺を置いて置き、帰りに持ち帰るとう方法を繰り返していての捕獲でした。近くのお宮に自然営巣群があるので、そこから分封したものだと思います。会社は松本なので、松本では分封していることは確かなのですが・・・


高橋さんの愛蜂情報