近況報告いたします。(2008.8.6)
<<概況>>
信州も短いとは言え厳しい暑さが続いています。例年あまり感じなかった蜂減りも今年は激しい様に思います。周囲の花もほとんど無く、蜂達も少しいらだっている様な気がします。8月2日には水田にラジコンヘリによる農薬散布が行われ、大量の蜂が死にました。今年は、ダメージの多い年になっています。
ラジコンへりによる農薬散布が行われた。

<<西洋種>>
女王の更新を進めておりますが、ようやく産卵し始めた女王が突然居なくなったり、女王は居ても産卵を開始しなかったりで、なかなか上手く行きません。正常に更新できたのは5群中2群だけです。現在あらためて人工王台で更新を試みています。農薬の空中散布の影響で大量の死蜂が出ました。屋上一面に多くの死蜂ともがき苦しむ瀕死の蜂が悲惨な状況でした。全部でバケツ1杯程の蜂が死んでしまいました。

甚大な被害をもたらす農薬散布。 バケツ一杯もの蜂が死んだ。
<<日本種>>
西洋種による盗蜂を受けた蜂群はやる気を失い、まったく働かなくなってしまいました。子育てを止めてしまうので、次第に蜂が減り、最後は数十匹の働蜂と女王だけになってしまいます。最後の女王も死んでしまうと、蜂群は消滅となります。また、消滅した群を2週間程放置するとスムシに食い荒らされ、蛹で一杯になってしまいます。巣箱にも窪みを掘ってしまうため、見た目も悪い巣箱になってしまいます。盗蜂を受けなかった蜂群も西洋種のアタックを受けておりますが、なんとかスリットでブロックしている状況です。
盗蜂により弱体化した群の女王が死亡。 消滅した群には大量のスムシが湧く。

近況報告いたします。(2008.8.31)
<<概況>>
全国的な雨で大町市もずっと天気が悪かったのですが、今日は久しぶりに晴れました。蜂達は待ちかねた様に活気付いています。ヌルデ、タラ、かぼちゃや瓜等の作物の花が咲いています。今年はどういう訳か、あたりにソバ畑がなく、代わりに大豆畑になっています。例年はソバに頼っていたのですが、今年は流蜜がほとんどない状況の様です。また、9月初め〜10月末にかけて海外出張もあり、越冬前の建勢期に当たるので心配です。サラリーマン養蜂家にはやはり限界がありますね。
久しぶりに晴天に恵まれ、屋上の蜂場から北アルプスが望める。

<<西洋種>>
8/28に腐蛆病の検査がありました。私は他の人の蜂場も一緒に見学させてもらいました。腐蛆病は一件もありませんでした。一緒に回った養蜂家の方から良い蜂だとお褒めの言葉をいただきこちらも一安心です。今年はアシナガ蜂位小さな黄色スズメバチ?が巣箱の回りにまとわり付いています。バトミントンラケットや捕虫網でも駆除できない程すばしっこいです。捕殺器をつけましたが正面の金網は通れるため効果はあまり無いようです。2回目の空中散布がありましたが、今回は事前に連絡があり、散布が終わるまで巣門を閉めておくことができました。死蜂はほとんど出ませんでした。使用薬剤はスタークルという物で、ダントツと同様の薬効がある物のようです。

捕殺器を取り付けたが小型のキイロスズメバチ?には効果がないようだ。
2回目の空中散布があったが、今回は被害が少なくてすんだ。
<<日本種>>
日本種は西洋種による盗蜂を免れた2群だけが健全に推移しております。重箱式の物は5段積みになり、貯蜜もたっぷりでずっしり重いです。それでも、いつ盗蜂にやられてもおかしく無い状況が続いているので、盗蜂防止スリットは外すことができません。蜂達には不自由だと思いますが仕方ありません。
盗蜂防止用に巣門にスリットを装着 5段積みになった重箱式巣箱

高橋さんの愛蜂情報