近況報告いたします。(2008.10.18)
<<概況>>
長期海外出張に行っておりましたので、蜂達はこの間完全放置状態になっていました。出張先での出来事も含めレポートさせていただきます。
<<西洋種>>
今日(10/17)も活発に飛び回っておりますが、貯蜜は越冬に必要な量(私の勝手な判断ですが・・・)の半分程度しかありません。幸い、流蜜期に確保しておいた貯蜜枠で補えそうです。昨年と何が違うのか判りませんが、年間を通しての流蜜(蜂が集めてきた蜜)は去年の半分程度におもえます。各群とも育児枠が4〜6枚程度ありまだ育児はしています。さらに蜜の消費が進むと貯蜜枠が足りなくなるかもしれません。
<<日本種>>
前回出張中に西洋種からの盗蜂を受け、壊滅的な被害を受けた日本種の蜂群は2群が残り、今回の長期出張にて崩壊するかと思っておりましたが、2群とも生き残っていました。一方の重箱式は貯蜜がたっぷりで持ち上げられない状況ですが、巣枠式の方は貯蜜が無くもしかすると盗蜂を受けたのかも知れません。この時期の給餌は成蜂にダメージとなるため、こちらの群は西洋種からの貯蜜枠の補給が必要となりそうです。

<<ボストン出張>>
本業でボストンに出張に行ってきました。ボストンは日本の北海道と同じくらいの緯度で、気候的には長野県に近い様です。紅葉真っ盛りの美しい時期にあたり、幸運でした。現地での蜂も観察してきましたのでご報告いたします。

○植物
植物は自宅付近と非常に似ています。ブナ、クヌギ、ナラ等は無いのですが、その代わりにカエデがたくさんあります。また、アカシアらしき植物もたくさんありますが、葉の先端がとがっていて、マメの鞘は30cm程もあります。ガガイモという綿毛を作る植物があります。日本ではツルになるのですが、ボストンには自立型のガガイモがありました。
ボストンのアカシア マメの鞘が長い
自立型のガガイモ ガガイモの綿毛
○蜂
ニホンミツバチの雄蜂に似た黒い蜂がいました。マルハナバチの一種かも知れません。一番驚いたのはクロスズメバチです。日本のクロスズメバチはその名の通り黒地に白い縞模様ですが、ボストンに居たクロスズメバチは黒地に黄色の模様です。巣もいくつか見つけましたが、習性や行動、営巣場所はクロスズメバチそのものでした。また顔を見るとやはりクロスズメバチそのものです。
セイタカアワダチソウを訪花するニホンミツバチの雄蜂に似た黒い蜂
ボストンのクロスズメバチは黒地に黄色のストライプ模様
クロスズメバチの巣門 クロスズメバチの飛行
模様が何種類かあるようだ
肝心の蜜蜂ですが、まったく見かけませんでした。流蜜しそうな植物は有るのですが、飼育者が居ないのでしょうか。在来種もいないのかも知れません。

近況報告いたします。(2009.4.12)

大変ご無沙汰しておりますがお元気でしょうか。だいぶ間が開いてしまいましたが、よろしくお願い致します。信州の長かった冬も終わり、あたりは色々な花が咲き始め蜂達も活発に活動をはじめました。私も、スキーシーズンが終わり、ようやく蜂達とのコミュニケーションを開始致しました。

<<概況>>
時折霜が降りる日もありますが、朝の気温は3〜5となり、だいぶ暖かくなってきました。日中の気温も20近くまで上がることもあります。桜は未だ咲いていませんが、梅が咲き始めました。

<<西洋種>>
この冬は6群での越冬となりました。1群は淘汰せずに残した旧王7枚群ですが、残りの5群は昨年更新した新王ですべて単箱満群(9枚)での越冬で、各群とも問題なく越冬を完了しました。ただ、暖冬だったにもかかわらず貯蜜は残りすくなく9枚すべてで育児をしているという状況で、既に蜂が溢れて巣枠の上に無駄巣を作り始めている群もありました。2群はさっそく継箱を上げ、空巣碑を挿入しました。例年と異なるのは花粉の搬入が以上に多く、育児圏を圧迫しています。花粉で育児圏を圧迫することで、全巣碑で育児をしている様に思えます。花粉の搬入を抑制するために花粉採集器をとりつけましたが、2つしか持っていないので取り付なかった群との比較ができると思います。花粉採集器に入った花粉を観察していると、何かの花が一緒に入っていました。蜂の体について運び込まれた物と思われますが、なんでしょうか?

越冬風景 初内検
花粉搬入 花粉に圧迫された育児圏
花粉採集器 花粉採集器に入った花と花粉

<<日本種>>
日本種は昨年の海外出張中の崩壊で2群だけの越冬になりました。その内1群は蜂群崩壊症候群に近い症状を発症していましたが、越冬後は順調に動いている様です。考えてみると毎年1〜3割の日本種が女王蜂の産卵が順調にも関わらず育児をしなくなって、次第に働蜂が減り、最後は女王蜂と数匹の働蜂になって絶えてしまうという経過をたどっています。今回越冬の内の1群は産卵はあるが、育児をしないという症状でしたが、蜂が減る前に越冬に入りました。越冬中に何らかの理由で再生した様です。今は育児も順調で花粉を盛んに搬入しています。

花粉搬入

高橋さんの愛蜂情報