近況報告。(2011.3.17)

<<概況>>
この冬は1月に寒波が連続して襲来し寒い日が続きました。2月には平年並になりましたが、3月になって寒暖の差が大きく本日も雪が降っています。写真は本日の朝のものです。4月の中頃になりましたら内検を始めますのでまたレポートさせていただきます。

<<西洋種>>
今年の産卵開始は2/14〜2/21でした。例年巣箱による産卵開始日のずれは1〜3日程度でしたが、今年は1週間程の幅がありました。それでも昨年よりはやや早い産卵開始となりました。

<<日本種>>
少し気温が上がると、西洋種への盗蜂を狙った日本種が西洋種巣箱付近を大量に飛び交います。寒さによる貯蜜消費が激しかった可能性があります。脱糞行動による巣箱の汚れも例年通りです。また、採蜜後に無蜜群となった蜂群を譲り受けて西洋種貯蜜で越冬中の群は聴診器での内部音確認と、巣門からの巣屑排出状況を見る限り、今のところ健在の様です。


近況報告。(2011.4.17)

<<概況>>
早朝は氷点下に下がる日もありますが、大町も梅の花が咲き始め、一気に春めいてきました。桜の花は赤みが出てきましたがまだつぼみです。東北地震の本震では大町市もかなりゆれましたが、その後の余震では長野県北部を震源とした地震も大町市はほとんどゆれませんでした。蜂の巣箱転倒の被害もありませんでした。

<<西洋種>>
全群順調に越冬し、女王はすべて健在で産卵も豊富に産んでいます。各群とも6〜7枚の育児巣枠を持ち、既に雄蜂も多数出房していました。働蜂も溢れつつあり、早い群は来週にも継箱を上げなければならなくなりそうです。

越冬箱内検
西洋種育児枠

<<日本種>>
晩秋採蜜による蜂群を譲り受けた4群は越冬成功はしたものの、産卵を開始しない群が2つありました。採蜜時に女王を失った物と思われます。若蜂が補給されないため、老蜂ばかりで気が荒く攻撃的です。既に働蜂産卵に陥っているため、救済は難しい状態です。その他の越冬群は全群越冬に成功し育児も順調で花粉の搬入が盛んです。金稜辺のつぼみが生長してきました。分蜂シーズンも近づいて来ています。

順調に建勢している日本種
西洋蜜越冬日本種 つぼみが生長する金稜辺

近況報告。(2011.6.5)

<<概況>>
大町市もようやく花が咲き乱れる季節になり、アカシアの花の開花が始まりました。5/21,225/28,29に車山の蜂蜜蔵でニホンミツバチの養蜂講座をさせていただきました。今年は早い時期に設定していたのですが、震災の影響で急遽時期をずらしたためか例年よりも参加者が少なくなってしまいました。また後半は台風接近による雨にも見舞われなかなか思うような講座を開くことができませんでした。講座内容もまだまだ改善を加えて行かなければならないと感じております。今回の講座の目玉は次の二つでした。
 1、炭酸ガスによる蜂の麻酔。(自然営巣群の捕獲方法として有効)
 2、人工王台への移虫実習。(人工分蜂の方法として有効)

<<西洋種>>
今年は蜂の伸びが鈍く、苦戦しています。アカシア開花時の群勢は不調だった昨年よりもさらに悪く、6群中2群だけが3段積みと非常に低調です。その上、本日(6/5)の内検では一番群勢のあった女王が紛失しておりました。女王更新用の蜂児をこの群からとるつもりだったのですが、女王紛失の理由が不明のままでは前に進めません。今回は無王のままアカシア採蜜まで持って行き、無王採蜜の効果を見たいと思います。先週は毎朝4時に起きて掃除採蜜をしました。糖度は80を超え、味も香りも上質でしたが、収量は昨年の半分程度でした。アカシアに期待したいところです。
情報:仕事でお付き合いのあった業者に空巣碑のガンマ線滅菌処理をお願いしました。ガンマ線は医療機器の滅菌として採用されている高度な滅菌法です。ガンマ線は電磁波(電波)なので巣箱や巣碑への残留もまったく心配がありません。腐蛆病の芽包菌、チョーク病等のカビ菌、巣虫やダニも含め、巣箱内の生物は完全に殺滅してしまいます。費用は巣碑の入った巣箱1箱で550円でそれほど高くありません。輸送費の方が高いです。病気は出たことも無く、ダニも5年ほど発生していないので効果は実感できませんが、予防手段(保険)の一つとして考えても良さそうです。尚、ガンマ線照射を依頼するには腐蛆病検査証明書が必要でした。
日本照射サービス:http://www.jisco-hq.jp/index.php

西洋種屋上蜂場

<<日本種>>
日本種の分蜂期は例年よりも1〜2週間遅れています。金陵辺も同じく例年よりも遅れて咲き、現在満開です。5月中ごろから巣内では王台ができても蓋がけする前に壊され、また新しく作るという行動を繰り返しています。いつ女王を作れば良いか、蜂たちも迷っている様です。人工王台での女王養成もしてみましたが、同様に途中で壊されてしまいました。いくつかは人工分割しましたが、西洋種同様蜂の数が少ないため分割後の群が貧弱となり心配です。蜂たちも、無理に女王を養成して分蜂すると群勢が不足することを知っているのかも知れません。3年前に購入したミスマフェットが開花しました。あまり蜂は呼ばず、金陵辺と一緒に置くと金陵辺だけに蜂が飛来しません。残念!

日本種自然王台
日本種人工王台
ミスマフェット ミスマフェット(花)

高橋さんの愛蜂情報