近況報告。(2013.9.11)

<<概況>>
7月から8月にかけて長野県も、例年にない程暑い日が続きました。それでもお盆過ぎた頃から朝夕の気温は下がり過ごしやすい日がつづきました。9月に入り朝の最低気温が16位まで下がるようになってきています。自宅周辺では減反政策であちこちに蕎麦の花が咲いています。巣箱からはそば蜜の強烈な匂いが漂い、家族からも不評です。

<<西洋種>>
前回のレポートの通り昨年ラジコンヘリの農薬散布の影響をほとんど受けなかった群から子をとり女王を作りました。この群の蜂に農薬耐性があるならば今年の薬害が減るはずです。
結果は「薬害は昨年の1/10以下」という結果でした。
風向きや散布量、ヘリコプターの順路等の影響も考えられるので今回だけの結果で結論付けることはできませんが、農薬で死んだ蜂は昨年よりも大幅に減りました。アカシアのタイミングで4段群だった蜂たちは現時点も3段群を維持できています。
また、興味本位でカーニオランの女王を入手しました。純血
かどうかやや疑問ですが来年以降の成績が楽しみです。

<<日本種>>
日本種はヘリコプター散布の前に実験的に近くの山地を借り保有群の半数を移動して農薬被害の比較をしました。結果は次の通りです。
自宅に置いた群:全4群
 消滅 2群(西洋巣枠4枚死滅)
 激減 1群(西洋巣枠3枚1枚)
 微減 1群(重箱)

農薬避難群:全4群
 激増 2群(4枚群12枚)
 順調 2群(3枚群 7枚)
 (重箱:お椀1杯程度の弱群バレーボールサイズ)

この結果から、農薬から避難すれば蜂の伸びはまったく違うという結論です。
避難群は1ヶ月程で2〜3倍に蜂数を増やしましたが、農薬を浴びた群は各群とも群勢を落とし、半数はそのまま消滅してしまいました。

実験的に借りた場所
さて、調子に乗った私はそのまま避難群を山の中においておいたのですが、常にクマにやられないか心配していました。電気柵をネットで探してはいたのですが、結果的に対策を打たず、毎週のように無駄巣を巣枠に移す作業をしていました。心配しながらも、多分大丈夫だろうとおもっていたのですが・・・・結果は見事にやられました。
強勢群2群と重箱が完全に破壊され、食い尽くされました。蜂も逃げてしまい。かろうじて残った1箱だけを巣門も締めないまま車に乗せ逃げる様に帰ってきました。
今朝、クマの被害経験者の奥原さんと一緒に巣箱回収に行ったのですが、さらに被害は進みほとんどの巣は食べ尽くされていました。逃げ
た蜂たちもこれから冬に向かい住むところも貯蜜も無い状態で本当にかわいそうです。
全て管理不足の自分の責任で蜂たちに本当に申し訳ない思いです。
合計で50kg〜60kgの貯蜜があったので経済的被害を考えてもとても残念です。山からいただいた恵みを山に返したと考え、来年に向けて頑張ろうと思います。
山に置いた方が成績が良いことがはっきりしたので来年に向けて電気柵を購入または自作しようと思っています。

クマにやられた重箱

クマにやられた日本種

近況報告。(2014.5.12)

<概況>2014年の冬は雪が多く蜂達には厳しい越冬だったと思います。自宅付近の桜は全て散り、今はりんごの花が満開です。昨年壊滅的だったアカシアも新芽を出し間もなく蕾が出てくる頃だと思います。昨年花を咲かせなかった分、大豊作になることを期待しています。

 
 今冬は何度も大雪に見舞われた。
 <日本種>
昨年は農薬から逃げるために4群を山に避難し別の4群を自宅に残しまし
たが越冬までに自宅に残した群は全て崩壊し、山の4群中3群は熊にやられ、結局1群だけになってしまいました。 
出房間近の王台があったので、人工分封実施しました。また、待箱には人工金稜辺と本物の金稜辺を並べて設置し、人工金稜辺の効果について比較実験中です。
 
 出房間近の王台
 
 金稜辺(左本物と右人工)
 
 人工金稜辺

昨年農薬から逃げるために借りた山には蜂小屋を建て電気柵を設置しました。現在ソーラー発電の性能を検証中です。

<西洋種>
巣箱内の温度モニターによる今年の産卵開始は3月1日で私の経験上最も遅い産卵となりました。春の立上りを心配しましたが採蜜群は順調に伸び、現在は2段満群〜3段となっています。アカシアまでには3〜5段になると思います。一方カーニオラン王を誘入した2群はとも伸びが悪く、期待外れな状況が続いています。桜の時期に暖かい日が続き流蜜が多くかったため巣内には貯蜜がいっぱいです。貯蜜圧迫となっている群は採蜜を実施しました。

順調に建勢中の西洋群(夜間撮影)

高橋さんの愛蜂情報