2002年10月13日、毎年恒例となった秩父の養蜂家・浅見孝ニさんが主催する「第2回地蜂追い」が開催された。この日秩父は、これ以上ないというさわやかな秋晴れに恵まれ、昨年以上の収穫を予感させた。(「第1回地蜂追い」はこちらをご覧ください)

参加者は左から、今回が初参加となるハードロックバンド「FINAL EXIT」のベースとして活躍する葵さん(30歳)、次が浅見さんの奥さん靖子さん、真ん中は地蜂追いの名人・浅見孝ニさん、その右隣は浅見さんの幼馴染で農業大学校の先生をしている大場保孝さん(48歳)、右端は同じく浅見さんの友人で介護士をしている関口豊さん(48歳)。

地蜂(クロスズメバチ)をおびき寄せるためにニワトリのレバーを仕掛ける しばらくすると餌の臭いに誘われてクロスズメバチがやってくる
おびき寄せたクロスズメバチに綿の目印をつけた肉団子を抱えさせる 肉団子を抱えたクロスズメバチが巣へ向かって飛び立つのを待つ

飛び立ったクロスズメバチの行方を見失わないよう双眼鏡で追う
クロスズメバチを追って、急な斜面を一目散に登る

発見したクロスズメバチの巣は、出入り口の穴が大きく、蜂の出入りも多い。きっと大物に違いないと期待が膨らむ。

蜂を気絶させるために穴に煙幕を入れる 穴に蓋をして煙が巣の中に行き渡るのを待つ
巣を壊さないように注意しながら、巣穴に沿って掘り進める 巣の本体は出入り口の穴から横へ50センチも離れていた
掘ること15分、とうとう巣にたどり着く。想像以上に大きな巣である。参加者全員から一斉に歓声があがった。

掘り出した巣は、直径約30センチ、巣板が12段もある大きなものであった

ここで葵さんは、靖子さんに勧められ「生きたままの蜂の子を食べる」という、生まれて初めての体験をすることになった。味がどうであったかは聞かなかったが、葵さんの表情を見れば想像がつくというものだ。

結局、この日の収穫は一つだけだったが、超大物を手に入れ、参加者たちは快い疲労感と満足感に浸っていた。

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