3月8日はミツバチの日である。この日、「第1回養蜂講座」が長野県車山高原のペンション「ぎんのさじ」で開催された。

主催者のペンションオーナー・山崎昭二さんは、50年以上も趣味の養蜂を続けてきた方で、数年前にミツバチ博物館「はちみつ蔵」まで造ってしまったという大のミツバチ好きである。自然環境の悪化が進む中、日本の養蜂業は衰退の一途をたどっている。同氏はこうした状況の解決策の一つとして、「趣味の養蜂」が考えられるのではないかと、養蜂講座を開催することにしたという。今回はPR不足もあって参加者は6名と少なかったが、静岡県の養蜂家・竹下富雄氏(写真右)を講師に招いて、2日間にわたる楽しい講義と養蜂体験が行われた。

ハチミツ搾りは参加者が一番楽しみにしていたハイライト。参加者も採蜜作業に熱が入る。

自分たちで搾ったハチミツは瓶に詰め、おみやげとして持ち帰った。 レンゲ、アカシア、トチ、ソバなど8種類の花別ハチミツのテイスティングも参加者の人気を呼んだ。

「はちみつ蔵」は、全国的にも珍しい個人が運営するミツバチ博物館で、館長の山崎さんが世界中から集めた養蜂関連の展示品が数多く展示されている。

「退職後の楽しみ」「自給自足を目指す中で、養蜂も取り入れたい」「ハーブ園を経営しているのでハーブの蜜を採ってみたい」など、参加理由は様々だったが、いずれにしても参加者全員が相当なミツバチ好きだということは確信できた。主催者の山崎さんは「ミツバチ好きが増えることが自然を回復させることにつながります。これからもさらに工夫を凝らした養蜂講座を開催していこうと思っています」と意気込みを語っていた。



ペンション「ぎんのさじ」
付設・はちみつ蔵
長野県茅野市車山高原
0266-68-2444
開館:5月〜10月末の土日祝(10時〜15時)、夏休中は毎日、入館無料